みなさん、お久しぶりです。こちらのブログを更新するのは去年の9月以来です。
全然更新しておらず、すみません。たまに美容雑記ブログの方は更新してたのですが、現在看護師を離職中というか仕事をしていない状態だったので書くことがないなと思っていました。
しかし今回は書きたいこと、伝えたいことがありこちらのブログを久しぶりに書きます。
Twitterで仲良くしている方やタイムラインに流れてくるツイートを目にすると、看護師になってから精神疾患になった方もたくさんいらっしゃいますが、看護学生の時点で精神疾患になった方、そのためやむを得ず休学・退学した方を見かけることがあります。
看護師は国家資格ですので試験に合格さえしてしまえば、その資格がはく奪されることはよっぽどじゃないとありません。
しかし、看護師の国試に受かる以前に看護学生期間を乗り越えるということがかなりハードだと思います。
これは精神疾患がない方にとっても結構ハードです。看護学校は連日講義も実習もびっしり詰まっており、それに伴い課題や自主学習、そして記録の量も膨大ですよね。
また講義内容によってはグループワークを行い、調べたり学んだことを発表する回数もかなり多いと思います。
国家試験の合格率こそ90%前後ずっと保たれていますが、そこへ辿り着くまでがかなり大変ですよね。
そこで在学中に統合失調症と診断された私が(おそらく中学生~高校生で発症)どんなことに気を付けたりして、看護学校卒業まで持っていき、国試に合格したのかをできる限りお伝えしたいと思います。
誰か1人の方にでも参考になればなと思って書かせていただきます。
もしかしたら看護師以外の職業を目指す学生さんなどにも役に立つことがあるかもしれません。
ただあくまでも私の場合 ということをご了承いただけたらと思います。
主なプロフィール
現在アラサー。
看護学校1年の時に精神科で統合失調症と診断され、それ以来ずっと治療を続けている。
精神科に行くきっかけとなった症状は幻視、動悸、不眠。
パニック障害も併発。
看護学校は4年制に通い、単位を1つも落とすことなく休学などもしていない。
看護師・保健師両方の国試に1発合格。
実家暮らし。末っ子。姉に知的障害・精神疾患等あり。
看護師としての経験は4年ほどで同級生に比べては少なめ。
複数回休職・転職経験あり。
プロフィールを簡単に書きました。ここで誤解を招かないようにお伝えします。
看護学校を単位を落とさず卒業することや休学しないこと、国試に1回で合格すること、
このことはさほど重要でもないですし、それができた私が偉いと言いたいわけでもありません。
学生時代はそこそこ上手くいってたように思えますが、社会人になってからは何回も挫折しています。
休学経験・国試に1回で合格できなかったとしても、その辛い経験は必ず成長の糧になります。
私はたまたま色々な条件がよくそう過ごせただけだと思っています。
今回の内容で私が伝えたいのはどうやって病気を抱えながら乗り越えたかであって、挫折しないことが立派だと伝えたいわけではありません。
参考としてプロフィールに書きました。
ただ、それでも気を悪くした方、傷ついた方がいらっしゃったら、申し訳ないです。
ではようやくですが、本題に移りますね。
あくまでも私が実践したり、気を付けていたことですのでご了承ください。
すぐに精神科に行く
私はいつもより気分が不安定だな、死にたい、食欲がない、眠れない、など異変を感じたら、すぐに通院先の精神科に行くようにしていました。
というより母にいつもそう勧められて行ってました。
少しでもおかしいな、いつもと違う、しんどいと思ったときこそ精神科に駆け込んでいました。
そういう時は動くのもしんどいですが、そこだけは自分の体にムチを打ってでも行ってました。
ただ精神科も予約制の所が多いと思います。
私の通っているところは予約制ではなく、診察券を出せば、夜遅くになるかもしれないけれど、必ず診てくれるとこなのでそれができてました。
もしそういうクリニック等を利用している方はそうしてみてください。
定期的に通院しますよね。その通院日に限って調子が良いってことも多いんですよ。
先生も専門家なのでしんどい時の状況を話せば理解してはくれると思いますが、しんどい時に行って、その状態を見てもらうのが一番いいかなと思います。
私は何度も辛いときに行って診察室で泣いてます。
精神科なんでそれでいいんです。いつも元気な状態を見せても意味があまりないので。
予約制で病院を変えることもできない方は、その辛いときの状況をスマホのメモや紙に書いておいてください。
できるだけ詳しく。細かいことでも。そしてそれがいつ・どんな状況でそうなったかも書き留めておきます。
人は喉元過ぎれば熱さを忘れると言いますから、体調が安定しているときに不安定だった時の状況を細かく伝えられないこともあるんです。
詳細に書き留めておいて、次回の診察時にそれらを先生に話すというのも手です。
1日ぐらい休んでも取り返せる
これは許せない、あり得ない人もいるかと思います。
ですが、1日ぐらい実習や講義を休んでも取り返せます。
特に実習はかなり負担がかかり、体調不良にもなってしまいますよね。
私もどうしても体が動かない、とてもじゃないけど外に出られる状況じゃない時がありました。
そんなときは思い切って休んでもいいんです。
もちろん、患者さんや指導者さん、実習メンバーや実習担当教員に迷惑をかけることになります。
なので次行ったときは誠意をもって謝罪し、休んだ分も取り返せるようにしなくてはなりません。
ちなみに私は実習メンバーから「よく実習休めるね、休む方が勇気がいるから、這ってでも行くでしょ。」と言われたりしたことがあります。
当時は傷ついて泣きました。
でも今思えば仕方がなかったですね。後にも書きますが、私は学校や他の生徒に病気であることを伝えていなかったのでちょっとしたことで休んだと思われていたんだと思います。
そして精神疾患は目に見えないものなので、仮に病気だと明かしていても理解できない人もいたと思います。
ですが、どうしてもしんどいのに無理やり行くと、かえって症状が悪化し、最悪その先ずっと行けない、入院などになることもあります。
そうなってしまうぐらいなら思い切って休んで、ゆっくりする、そして次から頑張るとした方がいいと思います。
学校側・同級生に病名を伝えない
これは本当にメリットデメリットがあります。
私は学校に統合失調症であるということだけでなく、精神科に行ったり、薬を飲んでいるということも伝えていませんでした。
私の場合は統合失調症という精神疾患の中でも特に偏見・差別に遭いやすい病気だったので、主治医の判断で伝えていませんでした。
周りの同級生にも少し不眠気味などは伝えたりもしていましたが、それもごく一部です。
ただ1人だけ信頼している親友がいましたので、その子にだけは打ち明けていました。
病名を明かさないことで差別や偏見、不当な扱いから免れることができます。
しかし、反対に大きく体調を崩した時、周囲の協力を仰ぎたいときにそれをお願いできないというデメリットもあります。
なのでこれは、主治医やご家族の方とよく相談して決めてください。
休学等をした方は伝えたほうがいい場合もあります。
むしろ伝えなければいけない状況になることもあるかと思います。
自己判断で薬をやめない
これは看護学生ではなくても、現在治療中の方、すべてに言えます。
私たちは病気です。脳の働きが異常になっているんです。
そのため、薬を処方されています。
医師の判断によるものなのです。絶対に自己判断で服用をやめないでください。
実は実習グループメンバーに別の精神疾患を患い、学校に打ち明けている子がいました。
しかし、その子は薬を飲んだり、飲まなかったりしていたようで、私たちに病名は明かされていませんでしたが、
感情のコントロールなどができず、実習に来れなくなり、留年した子がいました。
その後はどうなったかは私にはわかりません。
ですが、病気と診断されているにも関わらず、薬を自己判断で中断してしまうと症状が悪化します。
良いことは1つもありません。
薬飲むのが嫌な気持ちもわかります。私は最初に薬を飲む必要があると言われたとき、嫌で泣いていました。
だって風邪薬とか一時的なものではないですし、なんだが自分がダメな人間になってしまった気がして。
しかし、そんな時に母の知人がこう言ってくれました。
「薬を飲むのは、毎日歯磨きをしたり、ご飯を食べることと変わらないんだよ。生活習慣と同じだよ。薬を飲んでもあなたはあなただよ。」と。
そう言ってもらえて、薬を飲むことを生活習慣にできましたし、自己判断で飲まなかったことは1度もありません。
別の病気で開腹手術をするときに絶飲食となり、その際の医師判断で飲まないことはありました。
薬を飲むようになったからと言って、あなたがダメなんじゃないです。
脳が異常な働きをしてしまっているので、それを正常に戻す、あるいは以上行動を抑えるだけなんです。
大丈夫、あなたはあなたですよ。
お守り代わりに頓服を
毎日薬をしっかり服用して治療していたとしても、その時にかかる精神的な負荷などによって、不安な気持ちが顕著に表れたり、眠れなくなることがありました。
そこで主治医に相談し、不安を和らげる頓服を処方してもらっていました。
少しでも不安だな、動悸がするなと思ったら、飲んでいました。
飲まなくてもいいんです。
お守り代わりに持っておきましょう。
あるのとないので全然違いますよ。
何かあった時は頼ろうと思えるものがあるのはとても支えられます。
睡眠時間を死守する
実習に行くようになると、毎日膨大な記録、そして自主学習が必要になりますよね。
でもここで忘れないでほしいのは睡眠時間を必ず確保する、睡眠は一番大事、ということです。
実習中はいつもと違う場所に通うために、早起きしたり、慣れない環境・緊張状態でかなり負担になります。
なのでいつもより、睡眠がより大事になってきます。
寝ているときに脳は回復するので。
ですが膨大な記録やわからなかったことなどの自己学習がありますよね。
私は帰宅したら、休憩せずにすぐさま記録・勉強に取り掛かっていました。
これも結構しんどいですがすべては夜の睡眠時間を確保するためです。
周りの同級生はいったん寝て、夜中に起きて記録などをして、そのままオールで実習に行くという子も結構いると思います。
しかし、どこかで寝る時間を確保するのではなく、いつも寝ている夜に寝るということがとっても大切なんです。
夜は寝るための時間なんです。
他の子ができていても私たちにとってその行動は命取りです。
そして、そんな不規則な生活を繰り返し、脳がダメージを受け、病気じゃなかった人が病気を発症してしまうこともあります。
とはいえ、1日24時間ということは実習中でももちろん変わらず、いつもより睡眠時間は少し減ってしまうと思います。
私は実習など忙しいときは最低でも6時間は睡眠時間を確保していました。
そのために記録が終わるまではスマホを触ったり、テレビを見たりはしないようにしていました。
普段は息抜きになるかもしれませんが、いつもよりやることの多い実習中は息抜きより睡眠をとってました。
そして週末は嬉しいお休みがありますよね。
友達とご飯行ったり、遊んだりも必要かと思います。
私は金曜の実習後か土曜日の夕方ぐらいまでと決めておいて、日曜日(実習前日)は家でゆっくりしたり、勉強をする時間にあてていました。
元気な子は土日にバイトして、遊んで、記録や勉強もして、なんていうパワフルな子もいましたが、同じようにはしませんでした。
私には家でくつろぐ時間がとても大切だったので。
最後に
私は比較的軽い統合失調症であったため、上記のことを実践し、看護師になることができました。
同じ統合失調症といえども、本当に個人差があります。
他の精神疾患もそうです。
現在、入院をしていたり、休学中の方、焦らずいきましょう。
まずは治療が優先です。
今、学校を休み治療に専念する必要があると判断されたときには、治療に専念しましょう。
一度学校を辞めて、違う道に進むのもいいんです。
これを読んでくださっているあなたが、納得のいく道へ進むのがベストなのです。
あなたの人生はあなたが主役です。
たとえ遠回りをしたっていいんです。
人生は長いです。今や人生100年時代とも言われているぐらい長いです。
いつからでも始める、やり直すことができます。
そして仮に看護師になることを諦める決断に至ったとしても、今の経験は必ず役に立ちます。
まずはあなたが生きる、それが大切なのです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからも一緒にマイペースに生きていきましょうね^^

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