みなさん、お疲れ様です。ペンギン看護師です。
明日から4連休の方、多いのではないでしょうか?上手くリフレッシュできますように。
そして連休じゃないよという方、無理はしないでくださいね。
今はお仕事休職中だよという方、変わらずゆっくりしてくださいね。
今日のお話は私が体調を崩したときにすごく悩んだことです。
休むことへの葛藤と罪悪感
初めて精神的なもので体調を大きく壊した新卒の時。もうふらふらでした。
ろくにご飯は食べられない、眠ることもできない、家にいても救急車の音やナースコールの音が聴こえてくる気がする。
職場に行くと動悸と吐き気。そしてみんなが私の悪口を話しているんじゃないかという被害妄想。
明らかに欠けている集中力と記憶力。
今こんな状態になってしまったら迷わず休みます。休職させていただきます。
でもあの頃はその選択肢がなかった。いえ、片隅にはあったかもしれないけど、決断できませんでした。
今休むとみんなに迷惑をかける。これが一番の理由でした。
そしてまだ新卒で入職したばかりということもあり、同期に置いて行かれてしまうという焦りもありました。
だから、どうしても1日だけ休んでしまうということがあっても長期的にという考えはありませんでした。
それでも医師から休職の指示
ただ上記のような状態では患者様へ確実で安全な看護を行うことはできません。
なんとかならないものかと自分が通っている精神科に駆け込みました。
最近の症状や思考などを話していると、医師の口から出たのは‘‘休職‘‘の二文字。
すぐに診断書を書いてくれました。
しかし、私は本当に休んでいいものかと考えます。
しかし、状態的に仕事を続けることは困難で休職する決断をし、職場に連絡を入れました。
休んでからも続く葛藤
すぐに休職に入ったものの、上手く休むことができません。
職場の人はなんて思っているのだろうか、ただでさえ人手不足なのに迷惑をかけてしまった。
まだ入ったばかりでできないことだらけだったのにこうしている間にどんどん同期と突き離されていく。
きっとまだ仕事を始めたばかりの方は同期との差が特に気になりますよね。
仕事を長年続けている方は、職場に穴を開けてしまったという罪悪感に押しつぶされそうになりますね。
一つずつ解決していきましょう
同期との差はやがて物理的に追いつくことができなくなり、諦めがつく
突然、突き放したような文章になり申し訳ございません。突き放すつもりはありません。
休職というと大体まずは3か月単位でしょうか?私の場合はそうでした。
3か月後必ず復活して必死に頑張らないとと思っていました。全然休めていませんでした。
そんな私の姿を見た医師が一言「休職の期間はあくまでも目安。きっちり3か月で終わると思わないように。」
私は「え?3か月だけでもすごいブランクになるのにそれ以上休職することになるの?」と思いました。
でもその時の状態は3か月で落ち着くような状態ではなかったんです。精神的に体調を崩すと体調を崩すのにかかった時間の倍以上が回復するのにかかります。
そうして私の休職期間は3か月、また3か月と延長されていきました。今思えば延長の診断をしてくれた主治医に感謝しています。
そうして延長していくうちに私の場合、元の部署に戻ることはできないなと感じていきます。
また戻っても同じことになるだろうと。そうすると配置替えをしてもらい再出発になるなと。
休職期間が6か月を過ぎた頃あたりからは、今仮に復帰したところでこの6か月は簡単に縮められない。
そんな風に無茶すると、また体調を崩すだろうなと考え方が変わっていきます。
それでもまだ精神的に不安定なので焦って悲しくなる時もありました。
けれども今は休むことが優先なのです。焦って復帰してより体調の悪化に繋がる可能性があります。
まだ看護師人生、そうでない方も社会人をスタートさせたばかり。これから続く長い人生です。
無理に焦って復職するよりも今確実に治療したほうが長い人生で見て良いのです。
今なんて人生100年時代と言われているんですよ。今の数年なんて後から見たら大した長い期間じゃありません。
ちなみに私はあの時に時間をかけて休んでよかったと思っています。経験者が言うので間違いないです。
いずれそう思える日が来ます。
あなたがいなくても回る職場、それがあるべき姿
では長年会社に貢献してきたり、社会に貢献してきて疲れが溜まり休職に至った人の心配事を解決しましょう。
この答えが今日のタイトルにあります。
急に長期間休むことになってしまった、職場に迷惑をかけることになる。そう思ってしまいますよね。
特に同じ会社に長く勤め、貢献されている方はその思いが強いのではないでしょうか。
そしてその思いが頭にあるから、なかなかゆっくり休むことができない、なんていう風になる方も多いですかね。
でも大丈夫なんです。あなたがいなくても職場はなんとかなります。あなたの代わりはいくらでもいます。
役職がついている方は余計に罪悪感が大きいでしょうか。
だけど蓋を開けてみたらなんとかなっているものですよ。だって例えば精神的な病気で休職ではなくても、急に誰かが大きな事故にあって、長期間休むことになる可能性もありますよね?
特に事故なんて誰も予測できないですし、突然です。
でもそれでも会社はなんとかなるようになっているんですよ。そうできてないのはその会社がおかしいです。
だって突然交通事故に遭った人に「急に休まれては困る!なんとかしてきてください!」なんて言いますか?
休む理由が精神的なものであっても同じなんですよ。
なんとかしないといけないのが管理職の仕事なんです。
だから大丈夫、仕事ではあなたの代わりはいくらでもいると思ってください。
だけれどあなたの人生の代わりはいない
同期には物理的に追いつけないことがわかって諦めに入ります。
仕事ではあなたがいなくてもなんとかなるということがわかりました。
でもですよ私が一番伝えたいのはあなたの人生を歩む代わりはいないということです。
あなたがここで休まず無理をしてしまったら、きっと状態が悪いのが長引きますね。
しんどいのが長く続きます。もしかしたら悪化していくかもしれません。
いくら人生100年時代だとは言ってもできるだけ長い期間元気でいたいですよね。
特に精神疾患というのは治療が遅れるとどんどん長引いていきます。
数年単位ではなく数十年単位になる方もいらっしゃいます。
あなたの人生はあなたが主役なんですよ。あなたの代わりに他の誰かが主役になることはできないんです。
だから今はゆっくり休んで回復していけるようにしましょうね。
必ずいい方向に進んでいきますよ。無理はしないでください。
今日はいつもより少し長かったですね。でも最後まで読んでいただきありがとうございました^^










にほんブログ村
コメント