私が初めて精神科に受診に行ったのは、19歳の時です。もうすぐで10年経ちます。
看護学生1年目の冬でした。
私が精神科に受診する大きなきっかけとなった症状は1つ、その他にも気になっていた症状がいくつかあるのでご紹介します。
大きなきっかけ 幻視
19歳の冬、初めての臨地実習がありました。
期間は1週間(平日の5日間のみ)でコミュニケーションを目的とする実習でした。
前後のどちらかは忘れましたが、学内のテストもあった時期です。
初めての実習でとっても緊張していましたが、そこまで精神的に追い詰められていたという記憶はありません。
そんな時、自分の部屋の扉を開けて部屋を出ようとした瞬間、目の前に着物を着た女の子が立っていました。
女の子が見えたのは本当に一瞬でした。
ただハッキリと見えたのと一瞬なのに女の子の年齢、表情までわかったのです。
私は今まで霊感なんて全くなかったのでおかしいなと思いました。
そこで母に相談、母がそのことを知人に話したところ、その話が知人のさらに知人である薬剤師へ。
1度病院へ行った方がいいよとアドバイスを受け、精神科を受診することになりました。
そこで受診したところ、あの時女の子が見えたのは病気による症状の一つである、幻視でした。
(幻視とは他人に見えないものが自分にだけ見えるものです。人とは限りません。虫だったりすることもあります。)
他に気になっていたこと
睡眠障害
私は高校生ぐらいの時から眠りが浅かったり、寝つきが非常に悪いということが毎日続いていました。
まず眠りに入るのにだいたい1時間〜2時間は必ずかかっていました。
しかし平日の朝は学校、休日はアルバイトに朝から行っていたので起きられないということはなかったです。
ただ眠りにつくのが遅い上に、何度も目が覚めていたので、睡眠の負債が溜まっていっていたと思います。
しかし、学校やアルバイトに遅刻する、友人との待ち合わせに遅刻するということは一切なかったです。
ですが今思えば、睡眠障害による苛立ちはとてもありました。今よりもずっと短気でした。
咀嚼音が異常に気になる
日常生活で一番悩んでいたのはこれです。
これは中学3年生の時からありました。
ですがみんなの咀嚼音が気になっていたわけではありません。
私の場合、父と姉の咀嚼音のみ気になっていました。
父は鼻が悪く、姉は身体障害もあり、2人とも口を開けて咀嚼していることが多いので音が目立つのです。
昔は全然気になれなかったのに、少しずつ気になるようになり、最終的には一緒に食事を摂ることができなくなっていました。
決して2人と仲が悪かったわけではありません。
むしろよかったと思います。
ただ2人の咀嚼音を聞くと非常に苛立ち涙が込み上げてきて部屋でずっと泣いてました。
胸の違和感
長い期間ではありませんが、実習に入ったあたりから胸に違和感を感じるようになってました。
痛みではなく違和感です。
具体的に言うと胸の内側から押されているような違和感がありました。
特に日常生活に支障はありませんでした。
気になっていた程度です。
吐き気
これも実習前後から続いていた症状なのですが、食欲はありご飯は食べていましたが、食べ終わると必ず吐き気がしていました。
実際に吐いたというのはこの時はありませんでしたが。
必ずと言っていいほど吐き気がするので当初、消化器内科を受診する予定でした。
上記の症状の現在の状態
現在は上記に書いた症状は治療により、ほぼ治っています。
特に父と姉の咀嚼音が気にならなくなったのは大きいです。
5年近く家族でご飯を食べることができず、家族が大好きな私にとってはとても辛かったです。
また父や姉にはずっと打ち明けることができませんでした。なので不信感を持たれた時期もありました。とてもとても辛かったです。
ですが、現在は家族揃ってなら、食事ができるようになりました。
ただ父だけがおつまみを食べているとか、姉がリビングでお菓子を食べているといった状況になると耐えられず、そういう機会は避けるようにしていて、父と姉も協力してくれています。
また睡眠は少し浅いのが残っていますが、前よりはだいぶ眠れるようになり、苛立ちがかなり減りました。
高校生の時は周りから「よく怒っている」と言われていましたが、精神科に通い出してからは、「ほとんど怒らないよね」と言われるようになりました。
大きな変化だと思います。
(看護学生時代の同級生には1人を除いて統合失調症であることは告げていません。)
読んでいただいた皆さんにあてはまる症状はあったでしょうか。
精神疾患も人により様々な症状が出ますので、まず気になることがあったら受診するのが一番です。
私は精神科に通い始めて以降、お薬を欠かしたことがありません。
盲腸になり手術した時は絶飲食でしたので、その時は飲まなかったですが、それ以外は必ず毎日飲んでいます。
統合失調症は完全に治ることがなかったとしても、治療を欠かさず行なっていけば、ある程度の日常生活が送れるようになることもあります。
一番はご自身の判断のみで薬や治療の中断をしないことです。
今日はここまでにしておきます。
読んでいただきありがとうございました。

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